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中性脂肪を下げる薬の種類【薬理・副作用など】


中性脂肪を下げる薬
中性脂肪を下げる薬は数種類あります。

中性脂肪は「トリグリセリド(トリグリセライド)」と呼ばれており、これを低下させる薬が中性脂肪を下げる薬と言えます。

特に中性脂肪だけを下げる効果がある薬は「EPA製剤」と「EPA・DHA製剤」があります。

EPA製剤について


薬理


ある薬によって、体にどのような生理的変化が生じるかを説明するときには、通常は「薬理(やくり)」という言葉が使われます。

この薬理とは、薬の効果と考えると良いでしょう。

EPA製剤の薬理は、次のようになっています。

  • 肝臓が生成する中性脂肪の抑制
  • 血液中の中性脂肪の代謝・分解の促進による低減
  • 血小板の凝集抑制

要するに「中性脂肪が作られにくくする効果」と「血液中の中性脂肪を減らす効果」ということです。

その結果、体内の中性脂肪を減らすことができるのです。

また、血液中の血小板が集まりにくい状態にして、血液の流れを良くしてくれます。

処方


主な成分は、魚を原材料とする「EPA(エイコサペンタエン酸)」です。一般的には「イコサペント酸エチル」です。

例えば「閉塞性動脈硬化症」に使われます。こちらは、動脈硬化の進行によって、血流が悪化してしまう症状や痛みを伴う症状の病気です。

具体的な症状では、冷感がある、疼痛があるなどの場合に投薬されることが多いと言えます。

症状が進行すると、末端部位に「潰瘍(かいよう)」ができます。潰瘍は、皮膚や粘膜などの細胞が欠損した状態を言います。

つまり、毛細血管への血流が悪くなり、その部分の細胞が壊死してしまうことなどで引き起こされる症状を指します。

また、「脂質異常症」にも使われます。

中性脂肪の数値が異常に高い場合、以前は高脂血症という病名がありましたが、これと同じと言えます。

血液検査で中性脂肪の数値が高い状態が続いていると、この脂質異常症と診断されることがあります。

医薬品


医薬品は、次のような物があります。

  • エパデールS300/S600/S900(持田製薬株式会社)
  • イコサペント酸エチル粒状カプセル900mg(日医工株式会社)
  • イコサペント酸エチル粒状カプセル600mg(沢井製薬株式会社)

EPA・DHA製剤の薬理


EPA製剤に「DHA」をプラスした医薬品です。大きな違いはないものの、脳に関する作用がプラスされます。

一般的には「EPA製剤」にまとめて分類されています。

薬理


EPA・DHA製剤の薬理は、次のようになっています。

  • 肝臓が生成する中性脂肪の抑制
  • 血液中の中性脂肪の代謝・分解の促進による低減
  • 血小板の凝集抑制
  • 脳の代謝機能の改善

主な効果は、EPA製剤と同じと言えます。

ただし、DHAがプラスされていることで、DHAの効果によって脳の代謝機能が改善することが期待できます。

そのため、アルツハイマー型の認知症を防ぐことができると期待されています。

処方


主な成分は、魚を主原料とした「オメガ3脂肪酸エチル」です。

一般的には「イコサペント酸エチル」と「ドコサヘキサエン酸エチル」が含まれています。

EPA製剤と同じで「脂質異常症」の場合に投与されます。

中性脂肪が高いと健康診断などで指摘されることが繰り返された場合、脂質異常症と診断されるケースがあります。その場合に処方されます。

また、「閉塞性動脈硬化症」による痛みがある場合にも投与されます。

末端部位の潰瘍や壊死、冷感がある場合にも改善のために投与されます

医薬品


医薬品は、次のような物があります。

  • ロトリガ粒状カプセル2g(武田薬品工業)

LDL(悪玉)コレステロールと中性脂肪を両方下げる薬


中性脂肪を減らそうとするとき、中性脂肪のみを下げるよりも、LDL(悪玉)コレステロールと中性脂肪を同時に下げることが良いとされています。

それは、中性脂肪と同様に「LDLコレステロールの数値が高いことで、様々な病気になるリスクが高くなる」ためです。

つまり、中性脂肪だけを下げるよりも、LDLコレステロールも一緒に下げるように機能する薬を服用するほうが、より病気になるリスクを下げることができると言えるのです。

そのため、中性脂肪のみを下げる薬ではなく、LDLコレステロールと中性脂肪の両方を下げる薬を処方されるケースもあります。

例えば、次のようなケースでは「脂質異常症」と診断されて、LDLコレステロールと中性脂肪の両方を下げる薬が処方されます。

  • LDL(悪玉)コレステロール:140mg/dl以上
  • 中性脂肪(TG:トリグリセリド):150mg/dl以上
  • HDL(善玉)コレステロール:40mg/dl未満

この条件のうち、一つでも当てはまれば脂質異常症と診断されることがありますし、上記のLDLコレステロールと中性脂肪の両方を下げる薬が処方されることがあります。

その際、処方される薬には、次のような種類があります。

  • フィブラート系薬剤
  • ニコチン酸製剤(ニコチン酸誘導体)
  • HMG‐CoA還元酵素阻害薬
  • プロブコール系薬剤
  • 小腸コレステロールトランスポーター阻害剤(腸管循環抑制薬)

また、中性脂肪を下げる効果が認められていない薬には「陰イオン交換樹脂薬剤」もあります。

こちらは主に「コレステロールを下げる薬」として処方されています。

フィブラート系薬剤


薬理


フィブラート系薬剤の薬理は、次のようになっています。

  • コレステロールの合成抑制
  • 中性脂肪の分解促進
  • LDLコレステロールの低下
  • HDLコレステロールの増加

体の中にある「LPL(リポタンパクリパーゼ)」の機能で、中性脂肪は分解されます。

この薬には、このLPLを活性化していく効果があります。

さらにリポタンパクの代謝を助けることで、中性脂肪の分解を促しています。その結果、血液中の中性脂肪が減少します。

また、LDLコレステロールを回収する効果を持つHDLコレステロールを増やしつつ、LDLコレステロールの代謝を促すように働きます。

その結果、コレステロールの数値を下げることができます。

処方


脂質異常症の治療のために処方されます。

ただし、一部の製薬会社が販売する薬は尿酸値を下げる効果があることでも知られています。

そのため、高尿酸血症を合併している人に処方されることが多いようです。

一方で、肝機能に影響が出やすいため、脂質異常症の中でも肝障害を持つ人には投与されることはありません。

また、医師が必要であると判断した場合以外は、HMG‐CoA還元酵素阻害薬と併用されることはありません。

そのため、複数の医療機関を受診している場合などは、服用中の薬を申請しておきましょう。

医薬品


医薬品は、次のような物があります。

  • リポクリン錠200(大日本住友製薬)
  • ベザトールSR錠200mg(キッセイ薬品)
  • リピディル錠80mg(あすか製薬)
  • ベザリップ錠100mg(中外製薬)

ニコチン酸製剤(ニコチン酸誘導体)


薬理


ニコチン酸製剤(ニコチン酸誘導体)の薬理は、次のようになっています。

  • コレステロール・中性脂肪の代謝改善
  • 血小板の凝集の抑制
  • 末梢血管の拡張・血行促進

ビタミンE製剤という名称もあります。

この薬は、体内にある「リパーゼ」の活性化を抑えることで、肝臓に遊離脂肪酸が入りにくくして中性脂肪になることを防ぎます。

遊離脂肪酸は中性脂肪が分解された物質ですが、血液中に存在するときはエネルギーになり、肝臓に取り込まれると再び中性脂肪になります。

また、HDLコレステロールを増やす効果があります。

その結果、コレステロールが減少しますが、薬の効果自体は強くはないと言えます。

処方


主に脂質異常症、閉塞性動脈硬化症、レイノー病の人などに投与されます。

ただし、効果が強くないことなどから、対処療法薬と考える医師もいます。

また、低血圧や出血を伴う病気の人などには使えないこともあります。

糖尿病・痛風などの持病がある人は、病気を悪化させるリスクがあるため、医師に相談する必要があります。

何らかの病気がある人は、念のために医師に申告しておきましょう。

医薬品


医薬品は、次のような物があります。

  • コレキサミン錠200mg(杏林製薬株式会社)
  • トコフェノールニコチン酸エステルカプセル200mg(沢井製薬株式会社)
  • ユベラNソフトカプセル200mg(エーザイ株式会社)

HMG‐CoA還元酵素阻害薬


薬理


HMG‐CoA還元酵素阻害薬の薬理は、次のようになっています。

  • コレステロールの合成抑制
  • LDLコレステロールの低下
  • 中性脂肪の減少

HMG‐CoA還元酵素とは、コレステロールを肝臓が合成するときに必要とされる酵素のことです。

この酵素の機能を抑えることで、肝臓がコレステロールを作りにくい状態にします。

コレステロールの合成が抑制されると、肝臓に蓄積されるコレステロールが減少します。

すると、肝臓が血液中に存在しているLDLコレステロールを取り込むことで、蓄積量の不足を補うように機能します。

その結果、血液に含まれているLDLコレステロールが減少します。

コレステロールが合成されにくい状態になると、コレステロールと中性脂肪を主成分としたリポタンパク(VLDL)も体内では作られにくくなります。

このリポタンパクは血液中に分泌されていて、その量は血液中の中性脂肪の数値に反映されます。

つまり、リポタンパクが減る分だけ、中性脂肪の量が減ることになります。

処方


一般的には「脂質異常症」や「家族性高コレステロール血症」などに投与されます。

家族性高コレステロール血症とは、先天的にLDL受容体に異常があり、LDLコレステロールがとても高くなってしまう病気です。

先天的な遺伝子の異常が原因のため、急に病気になることはありません。

他の薬剤との相性もありますので、中性脂肪に関する治療を受けている場合や何らかの疾患がある場合には、医師に申告することが大切になります。

医薬品


医薬品は、次のような物があります。

  • クレストール錠2.5mg(シオノギ製薬)
  • クレストール錠5mg(アストラゼネカ株式会社)
  • メバロチン錠5(第一三共株式会社)
  • リポバス錠5(MSD株式会社)
  • ローコール錠10mg(ノバルティスファーマ)
  • リピトール錠5mg(アステラス製薬)

プロブコール系薬剤


薬理


プロブコール系薬剤の薬理は、次のようになっています。

  • コレステロールの排せつ促進
  • コレステロールの合成抑制
  • 中性脂肪の低下

肝臓で合成されているコレステロールは、胆汁になって排せつされます。

このとき、コレステロールは「胆汁酸」になることで胆汁へと変わります。

この一連の流れを促進する作用を持つことで、コレステロールを減少させます。

そのため、LDLコレステロールだけではなく、HDLコレステロールまでも減少させてしまいます。

また、腸内の胆汁酸を原料として、肝臓は不足したコレステロールを合成しています。

この「再度の取り込み」を抑制する効果について、コレステロールの合成を抑制する効果と言っています。

中性脂肪を減らす効果については、個人差が大きく出ます。

そのため、中性脂肪を減らす効果を目的としないで投与するケースもあるようです。

いずれにしても、中性脂肪を減らす効果はあるものの、その効果は安定しているとは言えません。

どちらかと言えば、コレステロールを減少させる薬と考えておく方が良いでしょう。

処方


主に脂質異常症の患者などに投与されます。

コレステロールや中性脂肪を減らす効果を持つ薬剤の中では、比較的穏やかに効果を発揮して、その効果も弱い部類に入ります。

他の薬との飲み合わせもありますので、服用中の医薬品がある場合は医師に申告しましょう。

医薬品


医薬品は、次のような物があります。

  • プロブコール錠250mg(東和薬品株式会社)
  • シンレスタール細粒50%(第一三共エスファ株式会社)
  • シンレスタール錠250mg(第一三共エスファ株式会社)
  • ロレルコ錠250mg(大塚製薬)

小腸コレステロールトランスポーター阻害剤(腸管循環抑制薬)


薬理


小腸コレステロールトランスポーター阻害薬の薬理は、次のようになっています。

  • コレステロールの低下
  • 中性脂肪の低下

小腸から食事に含まれるコレステロールや胆汁酸などが吸収されることで、体のコレステロールとなっています。

しかし、小腸がコレステロールを吸収するためには「小腸コレステロールトランスポーター」の存在が欠かせません。

そのため、この小腸コレステロールトランスポーターの機能を抑えることで、血液中のコレステロールが増加しないようにします。

中性脂肪を減らす効果も認められていますが、その効果は小さいと言えます。

処方


脂質異常症や家族性高コレステロール血症の患者に投与されます。

海外などでは広く使われている薬で、主にコレステロールを低下させるために投与されています。

中性脂肪を減らす効果は小さく、副作用がないとは言えません。

しかし、海外などを含めて広く使われていることで、比較的安心使うことができると考えられます。

医薬品


医薬品は、次のような物があります。

  • ゼチーア錠10mg(MSD株式会社)

中性脂肪を下げる薬の副作用は?


一般的に「薬」や「医薬品」と呼ばれるものには、ほとんどの製品に副作用があります。これだけは忘れないようにしましょう。

ただし、副作用がほとんど出ない医薬品や気にする必要がない副作用がある医薬品などもあります。

そのため、自分が服用する医薬品や薬は、どのような副作用が出るおそれがあり、どのようなことに注意しておかなければならないのかを知っておくほうが良いと言えますよ。

中性脂肪を下げる薬を紹介しましたが、それぞれの薬にも副作用が出るおそれがあります。

そこで、どのような副作用が報告されているのかを紹介していきます。

EPA製剤(EPA・DHA製剤)の副作用


こちらは、大きな副作用は報告されていません。なぜならば、主な成分が「魚」から作られていることもあります。

また、EPA・DHAは魚などに含まれており、体に必要な成分であることも副作用がほとんどない理由と言えます。

ただし、血液の流れが良くなることで「止血が難しくなること」があります。

血が止まりにくくなることもあるので、その点だけは注意しておきましょう。

ここからは、副作用ごとに紹介していきます。

胃部不快感・食欲不振


こちらの症状が出るおそれがあるのは、次の薬です。

  • フィブラート系薬剤
  • ニコチン酸製剤(ニコチン酸誘導体)
  • HMG‐CoA還元酵素阻害薬
  • プロブコール系薬剤
  • 小腸コレステロールトランスポーター阻害剤(腸管循環抑制薬)

吐き気などを感じるケースもあり、消化器系の症状があると言えます。

肝機能障害


こちらの症状が出るおそれがあるのは、次の薬です。

  • フィブラート系薬剤
  • HMG‐CoA還元酵素阻害薬
  • 小腸コレステロールトランスポーター阻害剤(腸管循環抑制薬)

ただし、いずれの薬剤でも「稀(まれ)なケース」です。

頻度は少ないと言えるため、過敏になる必要はないでしょう。

倦怠感、黄疸、発熱などの症状がある場合には、肝機能障害を疑って医師に相談しましょう。

横紋筋融解症


こちらの症状が出るおそれがあるのは、次の薬です。

  • フィブラート系薬剤
  • HMG‐CoA還元酵素阻害薬
  • プロブコール系薬剤
  • 小腸コレステロールトランスポーター阻害剤(腸管循環抑制薬)

ただし、高い頻度で起こる副作用ではありません。過敏になる必要はないと言えます。

一方で重篤な症状になると、腎不全や臓器不全を引き起こして生命の危機に陥ることも多々あります。

早めの対処が必要となります。

例えば、手や足などの筋肉に痛みがある、足や手に力が入らなくなる、倦怠感がある、尿が赤褐色であるなどの症状があれば、横紋筋融解症を疑って医師の診断を受けましょう。

下痢・便秘など


こちらの症状が出るおそれがあるのは、次の薬です。

  • ニコチン酸製剤(ニコチン酸誘導体)
  • プロブコール系薬剤
  • 小腸コレステロールトランスポーター阻害剤(腸管循環抑制薬)

ひどい症状ではないと思っても、症状が続くようであれば医師に相談しましょう。

ほてり・かゆみ


こちらの症状が出るおそれがあるのは、次の薬です。

  • ニコチン酸製剤(ニコチン酸誘導体)

多くの場合は「血管拡張」による効果と言えます。

心配するような副作用とは言えませんが、症状が重い、長く続く場合などは医師に相談してみましょう。

ほとんどは、服用回数を重ねる間に慣れてしまいます。

心室性不整脈


こちらの症状が出るおそれがあるのは、次の薬です。

  • プロブコール系薬剤

かなり頻度が低い副作用です。

めまいがある、動悸がある、胸部に痛みがあるなどの場合、速やかに医師に相談しましょう。

このような副作用が報告されています。

主な副作用を取り上げましたが、薬を服用する上で「報告されていない副作用が出るおそれがある」と言えますので、気になる症状がある場合には、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。


中性脂肪を下げる薬で痩せる?!


中性脂肪も「脂肪」だからという理由で、中性脂肪を下げる薬を服用すると痩せると考えている人がいます。

思考方法は間違っていないかも知れませんが、中性脂肪を下げる薬では痩せるかどうかは分からないと言えます。

中性脂肪は、体の活動エネルギー源です。

そのため、運動をしたときなどは血液中にある中性脂肪をエネルギーとして使っています。

しかし過剰にある中性脂肪は、やがて皮下脂肪となり、体に蓄積されていきます。

そうなると、中性脂肪を下げておけば、皮下脂肪にならないと思いますよね。

理論的には、そうと言えるかも知れません。しかし、現実は少し違うと言えます。

中性脂肪を減らしたところで、食事などで摂取しているカロリーがゼロになる訳ではありません。

また、あくまで紹介したような薬は中性脂肪を下げるだけであって、皮下脂肪を減らす訳でもないですし、脂肪分の燃焼を補助する機能もありません。

つまり、痩せるために最も大切な「皮下脂肪の燃焼」には効果がないと言えます。

そればかりか、必要以上に中性脂肪を減らすことで「体を動かすエネルギー源が不足する」ことになります。

不足したエネルギーを補うために、体は筋肉などをエネルギーとして使うこともあり、脂肪分よりも筋肉量を減らすことも十分に考えられます。

筋肉量が減ると、基礎代謝が減少してしまうため、余計に太りやすくなります。これでは逆効果ですよね。

そこで、中性脂肪を減らしつつ皮下脂肪をつけにくい体にするためには、サプリメントを摂取するほうが効果的です。

燃焼系のサプリメントなども効果的ですが、オメガ3脂肪酸のサプリメントも効果的です。

オメガ3脂肪酸のサプリメントで中性脂肪を減らせることは言うまでもなく、血流を改善してくれるため、脂肪分の代謝機能も向上します。

脂肪分が排出されやすくなるため、皮下脂肪として蓄積されにくい体になります。

また、サプリメントを摂取しながら食生活を改善したり、適度な運動をしたりするだけでも、体の脂肪分は燃焼しやすくなります。

つまり、中性脂肪を下げる薬を飲むよりも、ずっと効果が高いと言えます。

もしも痩せるために中性脂肪を下げる薬を飲もうと考えているのであれば、燃焼系やオメガ3脂肪酸のサプリメントを試すほうが副作用もないですし、より安全で効果的に痩せることができると考えてくださいね。

中性脂肪を下げるDHA・EPAサプリメント


中性脂肪を下げる薬「クレストール」について


中性脂肪を下げる薬には、上記したような種類の薬があります。

中でも「クレストール」は、特に効果が高いとされており、投与されるケースも多々あると言えます。

クレストールとは?


上記したように、クレストールは「HMG‐CoA還元酵素阻害薬」に分類されます。

複数の製薬会社から販売されていて、とても有名な薬と言えます。

しかし、このHMG‐CoA還元酵素阻害薬は、薬の作用が製品ごとに違うこともあり、その作用の強さによって分類されています。

特に強い作用を持つ薬剤は「ストロングスタチン」と分類されています。このクレストールは、ストロングスタチンに入ります。

クレストールは、コレステロールを下げる効果の薬の中ではかなり強い効果を持ちます。

臨床試験も多く行われており、脂質異常症の患者に投与した場合には、心筋梗塞などのリスクを「約30%減らせる」という結果も出ています。

そのため脂質異常症のみならず、心筋梗塞になっている人、狭心症の人、糖尿病の人などにも積極的に投与されています。

それだけ、効果が高い薬と言えるでしょう。

クレストールが使えないのは?


クレストールは効果が強い一方で、一部の疾患を悪化させてしまうおそれもあります。

そのため、腎臓や肝臓が悪い人にはあまり使われません。

また、筋ジストロフィー、甲状腺機能低下症、飲酒量が多い人などには慎重な投与になります。

クレストールの投与


一般的に「1回2.5mg」が1日の投与になります。

しかし、速やかにコレステロールの数値を改善させる必要がある場合などには「1回5mg」となることもあります。

医師の判断によって、症状や年齢が考慮されて服用量が増減されます。

そのため、自身の服用に疑問がある場合には、医師や薬剤師に尋ねてみましょう。

クレストールの副作用


重篤な副作用は、ほとんど出ないと言えます。ただし、稀に重篤な副作用が出ることもあるため、注意しておきましょう。

クレストールの副作用は、次のような症状があります。

  • 横紋筋融解症:足や手のしびれ、力が入らなくなる、尿が赤褐色になるなど。
  • 肝機能障害:倦怠感、発熱、吐き気、黄疸など。
  • 重篤な過敏症:発疹、全身発赤など。
  • 間質性肺炎:咳(空咳)、息切れ、発熱など。
  • ミオパチー(ミオパシー):筋肉がぴくつく、立ち上がれなくなる、けいれんなど。

このような副作用があります。症状が出た場合には、速やかに医師に相談しましょう。


市販で中性脂肪を下げる薬は売っている?


健康診断などで中性脂肪が高いと指摘されると、どうにかして中性脂肪を減らしたいと思いますよね。

しかし、病院で治療を受けるのは、少し抵抗もあると思います。そういうときには「市販薬」を検討する人もいるでしょう。

では、中性脂肪を下げる薬は市販されているのでしょうか?

実は、中性脂肪を下げる薬の市販薬には次の2つがあります。

  • エパデールT(大正製薬)
  • エパアルテ(日水製薬)

どちらも持田製薬が販売している「エパデール」のスイッチOTCです。

※スイッチOTC:医師の診断で使われている医薬品を薬局で買えるようにした薬のこと。

しかし、日水製薬の「エパアルテ」は販売が中止されています。そのため、現在は「エパデールT」のみが市販薬として購入できます。

販売されている薬局は「販売認定薬剤師」がおり、専用のプレートをつけています。

それを目印にして、薬剤師に商品について尋ねてみましょう。

市販薬が必要か?サプリメントでも対応できることも


市販薬のエパデールTは「イコサペント酸エチル600mg」が主成分です。

つまり、純度の高いEPAが600mg含まれているということです。

これは、医薬品を買ってまで服用しなければならない分量でしょうか?

例えば、サプリメントの「きなり」であれば、DHA・EPAが「500mg」も配合されています。

確かに医薬品としては珍しく副作用がほぼない商品ですが、サプリメントでも十分ではないでしょうか?

サプリメントでは、医薬品のように必ず効果が出るとは言えません。

しかし、食生活を見直して運動を十分に行えば、結果は出せると言えます。そして、何よりも購入に条件がありません。

市販薬の場合、服用の基準を満たしているのか、薬剤師の説明をシッカリと受けているのか、副作用の危険性を理解しているのかなど様々な要件があります。

わずらわしさもなく、副作用の心配も必要ないサプリメントのほうが、気分的にも楽だと思いますよ。

それに、先に紹介した「きなり」の主成分もDHAとEPAです。



さらに、ナットウキナーゼなどの健康に良い成分も追加されているので、より良いと思いませんか?

大きな違いと言えば、医薬品であるかどうかだけです。

そう考えると、わざわざ医師に相談して、薬局まで出向いて買う必要はないと思う人のほうが多いと思いますよ。


中性脂肪を下げる薬をやめたい場合


自己判断で薬をやめない


長く薬を服用していると副作用も心配ですし、服用をやめたいと思うことがあります。

これは中性脂肪を下げる薬でも同じです。様々な副作用などが気になり、薬をやめたいと思うことがあります。

しかし自己判断で薬の服用を中止することは、とても危険な行為です。

中性脂肪を下げる薬を医師に処方されているということは、薬で中性脂肪を下げなければならない状態にあるということです。

それなのに薬をやめてしまうと、取り返しのつかない事態に陥ることもあります。

また、中性脂肪が高い状態でも、自覚症状があまりないこともあります。

それでも、中性脂肪が高いことで病気になるリスクは高いと言えます。

中性脂肪が下がらないうちに、自分の判断で薬の服用をやめてしまうと、病気のリスクを下げられないままになります。

つまり、将来的な病気のリスクを抑えるためにも、自分の判断だけで中性脂肪を下げる薬の服用をやめてはいけないのです。

薬をやめたいときは、医師に確認してみる


一方で、中性脂肪を下げる薬をやめたい場合には、どうすれば良いのでしょうか?

中性脂肪の数値は、薬を使ってでも早急に数値を下げる必要がある状態の場合もありますが、食生活の改善や運動療法で数値を改善できる状態の場合もあります。

中性脂肪を下げる薬を服用する中で、食生活の改善や運動療法を並行して取り入れていれば、薬を飲まなくても問題ない状態まで回復する場合もあります。

中性脂肪を下げる薬を飲み続ける中で、薬をやめたいと思った場合には、自分の中性脂肪の数値がどのくらいの状態であるかを「医師に尋ねてみる必要がある」と言えます。

そこで、中性脂肪の数値が改善していて、薬を使わなくても良いと判断された場合には、薬の服用をやめられる場合もあります。

薬からサプリメントに変えられる?


中性脂肪を下げる薬にはEPA製剤のように、主成分がサプリメントに近い成分の薬もあります。

そうならば、薬の代わりにサプリメントを飲めば良いと考える人がいると思います。しかし、これは少し注意が必要です。

医薬品や薬は、臨床試験の結果を鑑みて「確実に効果が出る」と認められているものです。

つまり、厚生労働省や専門家などが、その効果が出ると認めているため、医薬品として販売されています。

しかし、サプリメントはそうではありません。

効果はあるかも知れませんが、全員に効果が出る保証はないですし、あくまで「健康補助食品」でしかないのです。

サプリメントは健康を補助する存在であり、健康を取り戻す、病気を治すものではありません。

そのため、医薬品のような高い効果はないと言えます。

一方で、成分を見ても分かるように、EPA製剤の成分はサプリメントの「きなり」などとほとんど違いはないと言えます。

そのため、一定の効果があると考えても良いでしょう。

きなりDHA・EPAサプリメントの効果と副作用とは?

ただし、効果が強く出る医薬品ではないので、サプリメントに変えたい場合には「必ず医師に相談すること」が大切です。

もしも中性脂肪の数値が下がってきていれば、薬の代わりにサプリメントを服用しながら「食生活の改善」と「運動療法」を取り入れることで良いと医師が判断するケースもあります。

そのため、サプリメントに変えたい場合には、まずは担当医師に相談してみましょう。


EPA・DHA(オメガ3)が含まれたサプリを飲んでみよう


中性脂肪の数値が高いと健康診断で判明しても、すぐに薬を飲まなければならない訳ではありません。

中性脂肪の数値は、前日の食事内容や飲酒の状態などでも大きく変化することがあります。

そのため、一度の健診だけで判断されることはあまりないと言えます。

例えば、中性脂肪の数値が高いという結果が健康診断で出た場合、次の健診や再検査までの間に適切な対処をすることで中性脂肪の数値を改善できる可能性があります。


中性脂肪の数値を改善させる方法


中性脂肪の数値が高かった場合、次のことを試してみましょう。

  • 食生活の改善
  • 運動療法
  • サプリメントの服用

食生活の改善


食生活の改善は「糖質を減らすこと」や「油分を減らすこと」などがあります。

しかし、急に食事量を減らしたりすると、反動で暴食に走ってしまうおそれもあるため、よく考えてから食生活を改善しましょう。

具体的には、次のようなことを試すと良いですよ。

  • ご飯の量を少しだけ減らす
  • 揚げ物を食べる回数を減らす
  • 外食を控える
  • 魚料理(刺身・お寿司・焼き魚など)を食べる回数を増やす
  • 野菜をたくさん食べる

ご飯や揚げ物、外食などを減らすことで、適切に糖質や油分を減らすことができます。

また、魚料理を増やすことで、中性脂肪を下げやすくなる「EPA・DHA」の摂取量を増やすことができますよ。

最後に、ご飯などを減らして物足りない場合には「野菜(サラダ)」で不足分を補うと良いでしょう。

緑黄色野菜には中性脂肪を減らしやすくする成分が多く含まれていますよ。

運動療法


中性脂肪も脂肪の仲間と言えます。運動をすることでエネルギーとして消費できると言えます。

そのため、運動をすることは中性脂肪を効率的に減らすことにつながります。

具体的には、次のようなことを試すと良いですよ。

  • ジョギング・ランニングをしてみる
  • 移動を自転車や徒歩にする
  • 歩く時間を増やす

運動と言っても、深く考える必要はありません。

休みの日に近所を散歩するだけでも良いですし、会社に行くときに歩く距離を長くする、遠回りをするだけでも良いですよ。

難しく考えずに、できるだけ歩く時間が長くなるように行動してみましょう。

また、運動をするときには、毎日頑張らずに「週に2日くらい」の運動で十分です。

日曜日と水曜日など、週に2日を選んで「会社の帰りに歩く」や「大型スーパーによって商品を見て回る」などでも効果を出しやすくなります。

サプリメントの服用


サプリメントの服用は、あくまで「効果を出すためのサポート」です。

食生活を改善して、運動することを続けられると、かなりの効果が出せます。

その効果をより確実なものにするのが、サプリメントと言えます。

外食を減らしたくても、仕事で難しい場合もありますよね。運動したくても時間がないこともありますよね。

つまり、自分でやろうと思っていても、それが「理想通りになっているとは限らない」のです。

サプリメントは、理想に足りない部分を補うための存在です。ですから、サプリメントを「健康補助食品」と呼んでいます。

例えば、きなりなどのオメガ3脂肪酸のサプリメントは「EPA・DHA」を多く含んでいます。

中性脂肪を下げる薬の成分にも使われている「EPA・DHA」ですから、より効果を出しやすくなるのは言うまでもないですよね。

中性脂肪を下げたいのであれば、まずは食生活の改善と運動療法を試しましょう。

そして、その効果を確実なものにしたい場合には、サプリメントを服用するようにしましょうね。




まとめ


中性脂肪を下げる薬はたくさんあります。

薬によって、特徴や副作用が異なるので、気になる場合には紹介したことを参考にしてみてくださいね。

それでも不安な場合には、医師や薬剤師に尋ねてみるのが良いですよ。

中性脂肪を下げる薬を自分の判断でやめるのは危険な行為なので、やめたいときには医師に相談してみましょう。

もしかすると、サプリメントを服用しながら、食生活の改善と運動療法を試みるだけでも良いと言われるかも知れませんよ。