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中性脂肪を下げるマヨネーズの仕組みや商品


30代を過ぎると、中性脂肪を始めとして健康が気になり始めますよね。

少しでも健康に良い物を食べたいという人も多くなります。

特に中性脂肪を下げるためには、食べる物のすべてに気をつける必要があります。

中でも、マヨネーズの選び方には苦労する人も多いでしょう。

マヨネーズは脂質やカロリーも多く、中性脂肪を上げやすい食材の一つですからね。

そこでマヨネーズは食べたいけれど、中性脂肪を上げたくないという人のために「中性脂肪を増やしにくいマヨネーズ」を紹介します。

マヨネーズを選ぶときの参考にしてくださいね。

マヨネーズは中性脂肪を上げやすい?


マヨネーズの主原料は、次の3つです。

  • 卵(卵黄)
卵には「レシチン」が含まれており、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減少させて善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす効果があります。

しかも、肝臓の機能を高めてくれる効果もあります。

また、肝臓の機能を補助する効果の中では「中性脂肪を代謝する効果」も担っています。

この機能により、中性脂肪は減少しやすくなります。

レシチンの中では「大豆レシチン」のほうが、中性脂肪に関する効果は高いと言えます。

それでも、卵黄レシチンでもこの効果は期待できるので、卵が中性脂肪を増やしやすいとは断言できません。

酢については、主な成分は「酢酸」です。

この酢酸は体内に入ると、クエン酸として代謝されます。

クエン酸が代謝されるサイクルの中では「中性脂肪が効率的に使われる」ことが分かっています。

つまり、酢を摂取することで中性脂肪は減らしやすくなります。

このことから、酢も中性脂肪を増やす原因になるとは考えにくいと言えます。

最後に「油」がマヨネーズには使われています。この「油」が中性脂肪を増やしやすい原因と言えます。

中性脂肪は「糖質」や「油」が主な原因物質となって増加します。

そのため、糖質を減らした食事をしたり、脂っこい食事を控えたりすることが、中性脂肪を下げるためには効果的と言えます。

そのことからも分かるように、マヨネーズは「油」が主原料の一つなので、中性脂肪を増やしやすい食材と言えます。

そのため、可能な限りマヨネーズを控えることが、中性脂肪を減らすためには良いと言えます。


中性脂肪を下げるマヨネーズがある?


ネットで検索をしていると、まれに「中性脂肪を下げるマヨネーズ」が紹介されています。

マヨネーズは中性脂肪を増やしやすいと思われているため、中性脂肪を減らしたい人はこちらの商品に飛びつくことになります。

しかし、少し待ってください。中性脂肪を下げるマヨネーズは、本当にあるのでしょうか?

実は、現在は中性脂肪を下げると明記されたマヨネーズは販売されていません。

各メーカーのホームページなどを見ても、どこにも「中性脂肪を下げる」とは書かれていません。

つまり、今は「中性脂肪を下げるマヨネーズはない」と言えるでしょう。

では、どうして中性脂肪を下げるマヨネーズがあるかのような情報があるのでしょうか?

そこには2つの理由があると言えます。

  • 中性脂肪を下げるトクホのマヨネーズが、以前は販売されていた。
  • コレステロールを下げるトクホのマヨネーズが、現在は販売されている。

この2つが、中性脂肪を下げるマヨネーズがあるかのような情報につながっていると言えます。

特にコレステロールを下げるマヨネーズの成分を見ると、このマヨネーズは「中性脂肪を下げる可能性がある」とも言えます。

その理由については、この先で解説します。

さらに、もう一つの理由があることも分かりました。それが、次の事実です。

トクホではないものの、中性脂肪を下げる可能性があるマヨネーズが販売されている。

この「トクホのコレステロールを下げるマヨネーズ」と「トクホではないが、中性脂肪を下げる可能性があるマヨネーズ」について、その成分などが拡大解釈されて「中性脂肪を下げるマヨネーズ」として紹介されていると思われます。

また、実際には中性脂肪を下げるとは書かれていないものの、成分などを科学的知見で精査すると、十分に中性脂肪を下げる可能性があると見出せるのです。

そのため、ある意味では中性脂肪を下げるマヨネーズがあると言えるのかも知れません。


中性脂肪を下げるトクホのマヨネーズ


以前は、中性脂肪を下げるマヨネーズとして販売されていた商品があります。それが、こちらです。

  • エコナ マヨネーズタイプ 400g(花王)

こちらの商品は、当時のトクホを管轄していた厚生労働省より「特定保健用食品」の表示が許可された商品でした。

効果は「体に脂肪がつきにくい」ことです。

また、花王が発表した資料などから「中性脂肪を下げる効果が認められる」として、とても話題になりました。

しかし、その後に原料に使われていたオイルに「グリシドール脂肪酸エステル」が多く含まれていることが分かりました。

このグリシドール脂肪酸エステルについては、健康に影響を及ぼすかも知れない成分ということが分かったため、トクホの許可について失効届が提出されました。

その結果、届け出が認められて、商品は生産中止になりました。

この問題がなければ、公開された資料を見ても中性脂肪を下げるマヨネーズとして優秀な商品だったと言えます。

しかし、商品はすでに生産されていませんし、入手することはできません。


トクホのコレステロールを下げるマヨネーズで中性脂肪も下がる?


この「コレステロールを下げるマヨネーズ」は、トクホ(特定保健用食品)として販売されている商品があります。

それが、次の商品です。

  • キューピーディフェ210g(キューピー)
  • ピュアセレクト サラリア210g(味の素)

消費者庁によって、トクホの表示が許可されている商品のため、その効果は確実と言えます。

さらに、これらのマヨネーズについて、その成分を見ていくと「中性脂肪を下げる可能性があるマヨネーズ」とも考えることができます。

もちろん、中性脂肪を下げるマヨネーズとは書かれていませんが、中性脂肪を下げると推測できる成分が入っています。

コレステロールを下げるマヨネーズの成分


コレステロールを下げるマヨネーズには、次の成分が使われています。

  • 植物ステロール(植物ステロールエステル)

この植物ステロールという成分が、トクホの肝と言えます。

植物ステロールは、食事などに含まれているコレステロールと同じ脂質に分類されます。

しかし、コレステロールは吸収されますが、この植物ステロールはほとんど吸収されることがありません。

コレステロールは、小腸などでコレステロールトランスポーターによって運ばれた後に吸収されていきます。

運ばれなかったコレステロールは、そのまま排出されることになります。

コレステロールトランスポーターがコレステロールなどを運ぶ分量は決まっているため、吸収されにくい植物ステロールも同時に運ぶことで、吸収されるコレステロールが運ばれていく量が減少します。

その結果、コレステロールトランスポーターが同じように機能していても、吸収されにくい植物ステロールも運んでいるため、吸収されるコレステロールの量が減らせるというのです。

実際に、コレステロールを減らしやすくなるサプリメントとして、植物ステロールが主成分のサプリメントも販売されています。

植物ステロールで中性脂肪が下がる?


植物ステロールの主な効果は「コレステロールを下げること」です。

しかし、より深く考えていくと別の効果が見えてきます。

この植物ステロールは「植物ステロール製剤」という名称で、脂質異常症の治療薬としても使われています。

それが「ガンマオリザノール」です。

ガンマオリザノールを主成分とする医薬品は、脂質異常症の改善のほか、うつ病などの治療にも使われています。

大きな副作用もないため、比較的広く取り入れられています。

もちろん、脂質異常症では悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やすことが目的の治療薬として投与されています。

ガンマオリザノールが使われている医薬品には、大塚製薬が販売する「ハイゼット細粒20%」などがあります。

この大塚製薬のハイゼット細粒20%の臨床成績に、中性脂肪を減らせる可能性があることを思わせる記述があります。

そこには、コレステロールが低下したことと一緒に「トリグリセライド(TG:中性脂肪)が低下した症例が35.9%あった」という記述があります。

そして、こちらの医薬品の薬理(薬の効果)では、中性脂肪に関して効果があるとは紹介されていないものの、一部の薬剤師の中には中性脂肪を下げる効果があるという人もいます。

このような事実から、植物ステロールの一種であるガンマオリザノールが中性脂肪を下げる可能性があるのであれば、同じ植物ステロールを含むマヨネーズでも中性脂肪が減らせる可能性は十分にあると言えるのではないでしょうか。

結局、トクホのマヨネーズは中性脂肪を下げるのか?


結論を出すと、トクホのマヨネーズは「コレステロールを下げる効果がある」とは言えますが、中性脂肪を下げるとは断言できません。

しかし成分から推測すると、中性脂肪を下げる可能性は十分にあると言えます。

また、中性脂肪が高い人はコレステロールの数値も高くなっています。

コレステロールも中性脂肪も同じ脂質ということもあり、コレステロールを下げることが中性脂肪を下げることにつながるという専門医もたくさんいます。

このようなことから、普通のマヨネーズを使うくらいであれば、このトクホのマヨネーズを使うほうがずっと良いと言えます。

中性脂肪が下がらないとしても、中性脂肪を上げるおそれは通常のマヨネーズよりも低いと考えられますからね。


トクホではないけれど、中性脂肪を下げる可能性があるマヨネーズ


トクホのマヨネーズについては、すでに説明したように「中性脂肪を下げる可能性がある」と言えます。

しかし、トクホではないマヨネーズの中には、中性脂肪を下げるために効果的と思われるマヨネーズがいくつか存在しています。

中性脂肪を下げる可能性があるマヨネーズには、次のような物があります。

  • オーマイプラス アマニ油(オイル)入り マヨネーズ200g(日本製粉)
  • アマニ油マヨネーズ200g(キューピー)
  • えごま一番マヨネーズ205g(創健社)

キューピーのアマニ油マヨネーズは「機能性表示食品」となっています。

機能性表示食品は「科学的根拠がある商品の中で、消費者庁長官に届け出が出されている」という物です。

トクホとの違いは「販売する企業に責任がある」点です。

国が製品の安全性や効能について個別の審査をしていないだけで、科学的根拠がある点では同じと言えます。

ただし、トクホのように国が責任を持っていないことだけは忘れないようにしましょう。

キューピーが表示している機能は「血圧が高めの方に」ということですが、成分からは中性脂肪を下げる可能性もあると考えられます。

上で紹介した3つのマヨネーズには、共通する成分が入っています。

それは、オメガ3脂肪酸です。

エゴマ油やアマニ油には「α-リノレン酸」が豊富に含まれています。

このα-リノレン酸がオメガ3脂肪酸に分類されます。

α-リノレン酸は、人間が自ら合成できない成分で「必須脂肪酸」と呼ばれています。

健康になる油として知られており、人が摂取することで「DHA」や「EPA」に体の中で変わることも分かっています。

EPAは「中性脂肪を下げる効果がある」ことでも知られています。

その効果は優れていて、「EPA製剤」という医薬品として中性脂肪を下げるためにも投与されています。

つまりEPAを摂取しなくても、このα-リノレン酸を摂取することで体の中で不足しているEPAを補うことができます。

すると、α-リノレン酸が体の中でEPAになり、そのEPAが体の中性脂肪を下げてくれる可能性が高いと言えるのです。

これらのマヨネーズを使うことでα-リノレン酸が摂取できるため、中性脂肪を下げる可能性があると言えます。


カロリーハーフに注意?


マヨネーズには「カロリーハーフ」という物もあります。

こちらは脂質が抑えられているため、一見すると中性脂肪を上げやすいとは言えないと思われがちです。

しかし、実際には少し違っています。

カロリーハーフのマヨネーズは、確かに脂質がカットされています。

そのため同じように使っても、摂取する脂質は減らせます。

その一方で、通常のマヨネーズとは違う成分が使われていることも多々あります。

特に注意が必要な成分は「糖類(砂糖類)」です。

通常のマヨネーズでは使われていない「砂糖」や「水あめ」が使われていることがよくあります。

これでは脂質を控えることができても、糖質を多く摂取してしまうため、中性脂肪を増やすことになってしまいます。

この点だけを考えても「カロリーハーフのマヨネーズは通常のマヨネーズと同じように中性脂肪を増やすおそれがある」と言えます。

一概に比較はできませんが、脂質を摂取することも糖質を摂取することも、どちらも大差なく中性脂肪を増やす行為と思うべきです。

そのため、カロリーハーフのマヨネーズも中性脂肪を上げてしまうおそれがある食品と言えます。


結局マヨネーズは使っても良い?


マヨネーズの主成分である卵や酢(酢酸)は、中性脂肪を上げやすいとは言えない成分と紹介しました。

しかし、油(脂質)だけは中性脂肪を上げやすい成分のため、通常のマヨネーズは中性脂肪を上げやすい食品と言えます。

一方で油を変えることができれば、必ずしもマヨネーズは中性脂肪を上げやすい食品ではないとも言えます。

その点に目をつけたのが、通常の油から「エゴマ油」や「アマニ油」に変更されたマヨネーズと言えます。

これらは成分を見れば、必ずしも中性脂肪を上げやすいとは言えません。

つまり、トクホのコレステロールを下げるマヨネーズやα-リノレン酸を含むマヨネーズは、中性脂肪を下げる可能性もあると考えられます。

また、カロリーハーフのマヨネーズは砂糖類が使われていたり、無用な添加物が多く含まれていたりします。

そのため、中性脂肪を下げやすいとは言えないばかりか、通常のマヨネーズと同じで中性脂肪を増やすおそれがあると言えます。

このことから、中性脂肪を下げたい場合には次のような対処が良いと言えます。

  • トクホのコレステロールを下げるマヨネーズを使う。
  • エゴマ油やアマニ油が使われているマヨネーズを使う。

マヨネーズは全く使わないようにすることは難しい食材の一つです。

サラダはノンオイルドレッシングで食べるようにする、マヨネーズを使う料理を食べないようにするなど、マヨネーズをできるだけ食べないようにすることはできます。

しかし、全く使わないようにすると料理のレパートリーはグッと減ってしまいます。

バランス良い食事を長く続けるためには、メニューに飽きないようにある程度のレパートリーが必要ですよね。

そのため、このような方法が良いと思われます。中性脂肪を下げたいのであれば、このような対処が良いと言えますよ。


まとめ


マヨネーズを上手に使うことで野菜を多く摂取できますし、料理のレパートリーも減らさないで良くなります。

様々なメニューの食事をすることでバランス良い食事になります。これも中性脂肪を減らすためには大切なことです。

中性脂肪を下げる可能性があるマヨネーズは、通常のマヨネーズよりも高くなります。

それでも、効果があるかも知れない、中性脂肪を上げにくいということを考えると、それを使うことが望ましいですよね。

中性脂肪を下げる可能性があるマヨネーズを使って、バランス良い食事をしてくださいね。