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糖尿病予備軍の症状は?糖尿病予防のために何をしたらいいか?

糖尿病予備軍の男性
糖尿病予備軍という言葉があります。

糖尿病予備軍から、糖尿病ではない「正常」な状態に戻ることはできるのでしょうか?

糖尿病予備軍とは


糖尿病予備軍とは、正常型と糖尿病型の間にいる人のことです。

数年~10年ほどかけて糖尿病に移行するのがほとんどです。

糖尿病は、ブドウ糖負荷試験を受けて「糖尿病型」と判断された人が診断される病気です。

ブドウ糖負荷試験とは、75gのブドウ糖溶液を飲み、その後の血糖値がどのように変動するかを調べる試験です。

空腹時血糖値が100㎎/dl未満、ブドウ糖摂取2時間後が140㎎/dl未満ならば「正常型」です。

ブドウ糖摂取2時間後は140mg/dl未満でも、空腹時血糖が100~109mg/dlならば「正常高値」と言われます。

「糖尿病型」とは、空腹時血糖が126mg/dl以上、ブドウ糖摂取2時間後が200mg/dl以上になることを指します。

正常型と境界型の間、空腹時血糖が110~125mg/dl、ブドウ糖摂取2時間後の血糖が140~199mg/dlならば、「境界型」(予備軍)と呼ばれます。

境界型というと、あまり切羽詰まった感じはしないので、数年前からアメリカでは「プレ糖尿病」という名前になりました。

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糖尿病予備軍に症状はある?


ありません。

糖尿病になっても、日常生活の上で感じる症状はありません。

だからこそ怖いのです。

糖尿病予備軍程度の血糖値では、糖尿病特有の合併症の危険もまだ少ないものです。

ですが、放っておくと糖尿病は進行します。

予備軍から糖尿病に移行するまでのスピードは個人によって違います。

糖尿病を促してしまう病気や薬、なりやすい体質などによって変わってきます。

糖尿病になりやすい病気


  • 慢性膵炎
  • 慢性肝炎
  • 脂肪肝
  • 膵石症
  • 内分泌系の病気(バセドウ氏病、先端肥大症、クッシング症候群など)

糖尿病を促しやすい薬


  • ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)
  • 高圧利尿薬

糖尿病に移行しやすい体質


  • ビール腹と言われる上半身肥満
  • 血縁者に糖尿病患者がいる
  • 発熱時に尿に糖が出たことがある
  • 女性で流産、死産をしたことがある

上記のような要因がある方は、今は境界型だとしてもすぐに糖尿病に移行してしまう可能性があります。

一度糖尿病になってしまうと、糖尿病でない正常型に移行することは難しいのです。

境界型、糖尿病予備軍のうちは、今なら正常型に戻ることができます。

正常型に戻るためにできることは何でしょう?

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糖尿病にならないためにできること


予備軍の段階で生活習慣を改善すれば、糖尿病に移行することを予防できるばかりか、正常型に戻る可能性があります。

糖尿病の治療は、薬物療法と合わせて食事療法と運動療法が必ず言い渡されます。

境界型の場合は、まだ薬物療法は必要ありません。

食事療法と運動療法を、糖尿病型の治療に使われるのと同程度に行うことで、正常型に近づくことができます。

まず、食事療法


糖尿病とは、インスリンの働きが不足しているために起きる病気です。

毎日の食生活はインスリンの分泌量と効きやすさに大きな影響を及ぼします。

日常生活に必要な栄養素を過不足なく摂る

カロリーを減らすだけでは十分ではありません。

むしろ、危険ですらあります。

糖尿病の食事療法は減量目的ではありません。

和食を中心とした食事で、脂肪分は控えめに、食物繊維をたくさん摂りましょう。

食物繊維は20g~25gが目安です。

野菜にすると、1日350g程度となります。

キノコ類にも食物繊維はたくさん含まれていますので、積極的に摂りいれましょう。

1回にまとめてたくさんの食事を摂るのではなく、1日3回を原則として少なくても4~5時間は時間を空けるようにしましょう。

脂っこい料理や油が大量に使われているファストフードなどは避けましょう。


コレステロールや塩分を減らす

糖尿病に高コレステロール血症や高血圧を合併すると、動脈硬化の発症リスクを上げてしまうことになります。

そのため、高コレステロール血症や高血圧の原因になるコレステロールと塩分の摂取は控えましょう。

タンパク尿が出た場合には、タンパク質の摂取も控える必要があります。

持病などがある場合には、制限が複雑化してきます。

境界型でも、今のうちに医師の指示のもと、栄養士のアドバイスを受けておきましょう。


運動療法も必要

運動療法がなぜ必要なのかというと、「運動は糖代謝を改善する力がある」からです。

習慣的に運動することにより、骨格内のグルコーストランスポーターというブドウ糖を乗せる車のような働きをするものが増えるのです。

グルコーストランスポーターが増えた筋肉を作ると、インスリンの血糖低下作用が強くなります。

トレーニングすることによって、インスリンの働きを強めることができる運動療法は、代謝の良い体作りをすることにもつながります。

運動療法は継続が大事です。簡単にできる日々の運動を継続し、血糖値を上げにくい体を作りましょう。

そして、予備軍を卒業し、正常型の血糖値をめざしましょう。


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