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メトグルコ錠250mgの効能と副作用

メトグルコ錠 メトグルコ錠とは、糖尿病の治療に処方される薬です。

どのような薬なのか、まとめました。

メトグルコ錠はどんな時に処方されるの?


メトグルコ錠は2型糖尿病に処方されます。

2型糖尿病名だけではなく、次のことを試したのに血糖値が下がらない方に処方されます。

運動療法、食事療法で効果がなかったとき


血糖値の上昇を抑制するためにまずいわれるのが食事療法と運動療法です。

一番基本的なところで、この2つだけで血糖値が改善される人も少なくありません。

しっかりと運動療法、食事療法をしているにもかかわらず効果が出なかった時はメトグルコ錠を処方されることがあります。

スルホニルウレア剤で効果が見られなかった時


もちろん運動療法、食事療法と抱き合わせですが、スルホニルウレア剤(SU剤)で血糖値がはかばかしく下がらない方にも処方されます。


メトグルコ錠はどうやって血糖値を下げるの?


メトグルコ錠は主に肝臓で作用します。

肝臓で乳酸やアミノ酸から糖が作られるのを防ぐことで、血液中に糖が流出するのを防ぎます。

また、小腸での糖の吸収量を減少させたり、筋肉などの組織が糖を取り込む働きを活発化させて血液中の糖を減らす働きも持っています。

肝臓が糖を生み出す働きを阻害することによって血糖値を減らすタイプの薬です。

このタイプの薬は、膵臓に働きかけてインスリンを出させることはありません。

膵臓に働きかけてインスリン分泌に作用する薬だと、低血糖を起こすリスクが強まります。

膵臓に作用する薬を使っている方は常にブドウ糖を持ち歩いて低血糖に備えることが必要ですが、メトグルコ錠は低血糖の心配が大きく減少します。

メトグルコ錠は糖が肝臓で作られるのを阻害しますが、この働きはコレステロールを減らしたり、中性脂肪を減らしたりする働きでもあります。

このため、肥満気味の人に食事療法と運動療法と併用してあらかじめメトグルコ錠を処方する医師もいます。


メトグルコ錠を使えない人はいる?


います。まず大前提として、1型糖尿病の方が使うことはできません。

腎機能に異常がある人は使うことができません。

成分がうまく排泄されず、薬剤の体内濃度が上がってしまう恐れがあるからです。

中等度以上の腎機能障害のある方が使うことは禁じられています。

肝機能に重度の障害がある方も使えません。

直接肝臓に働きかける薬なので、肝機能が弱っていると代謝能力が減少するためです。

肝臓にダメージを与えているという点で、過度のアルコール摂取をする方も使用できません。

副腎機能不全の方や、栄養不良の方は低血糖のリスクが高まるため、使用できません。

妊婦さんや産婦さん、授乳婦さんへの使用も医師への相談が必要です。


危険な副作用はある?


あります。

血糖値を下げる薬はどんなものでも、必ず危険な副作用があります。

もちろん、すべての人がなるわけではありませんのでご安心下さい。

乳酸アシドーシス


10万人に1~7人がかかる副作用です。

乳酸アシドーシスとは、嘔吐や腹痛、下痢や脱力などの症状から始まります。

次第に頻度を増していき、悪化すると過呼吸低血圧や低体温などを起こします。

放置すると数時間で半数が死に至ります。

血液中に乳酸がたまることによって、血液が酸性に傾きすぎるために起きる症状です。

低血糖


膵臓に作用する薬よりも、発症率は少ないですが警戒しておく必要があります。

血糖値が下がりすぎたために脳がエネルギー不足を訴える症状です。

脱力感、痙攣、手足の冷え、震え、冷や汗などが起こります。

意識を失って昏倒してしまうと危険ですので、ブドウ糖やオレンジジュースなどを持ち歩いて早めに対処することが必要です。

アレルギー症状


日光過敏症などが起きることがあります。

その他も、じんましんがでたり咳が止まらなくなったり、などのアレルギー反応が起きることがあります。

アレルギー反応は放置せずにすぐに薬をやめ、医師に報告しましょう。

血糖値のコントロールが必要な方は、アレルギー反応も放っておいてはいけませんが、血糖値も薬をやめた状態で放っておくのは危険です。

代替薬を出してもらう必要がありますので、すぐに受診するくらいの速さが肝心です。

軽度な副作用として


軽いものとしては頭痛などが起きることがあります。


副作用に早く気付くために


副作用は、薬と名がつくものならなんにでもあります。

言い換えれば、副作用のないものは薬ではありません。

その薬の薬理作用によって出てしまう一種の反応なので、早めに気が付いて薬をやめたり代えたりすることで重篤になるのを防げます。

胃腸症状は医師にすぐ連絡しましょう


下痢や便秘、吐き気や嘔吐は重篤な副作用につながる可能性があります。

下痢や便秘は日常的な症状なので、つい我慢したり、「たいしたことはない」と思ってしまいがちです。

過呼吸、筋肉痛には注意しましょう


乳酸アシドーシス、ケトーシスなど危険な副作用の前触れです。

副作用は薬をやめれば治ります。

必ず前兆がありますので、前兆を見逃さないようにしてください。

副作用発生リスクを上げない生活をしましょう


副作用は出やすい人と出にくい人があります。

お酒をたくさん飲む人には出やすく、余り普段から水を飲む習慣がなくて体が常に軽い脱水症状にあるだけでも発生リスクは上がってしまいます。

  • お酒を飲みすぎない
  • 水分をきちんととる
  • 甲状腺機能障害の既往症がある方は、医師に必ず報告をする
  • 腎機能、肝機能の検査をきちんと受ける

糖尿病の服薬中は、副作用や体の状態を調べるために検査が頻回で行われることがあります。

面倒くさがらず、きちんと受けることも副作用の発症リスクを減らすために大切なことです。


メトグルコ錠のジェネリック医薬品


メトグルコ錠にはジェネリック薬品があります。

アステラス製薬が作っている「メデット錠250㎎」です。

メトグルコ錠は1錠当たり9.9円、メデット錠250㎎は1錠あたり9.6円です。

含まれている成分はメトグルコ錠と変わりありません。

ですが、1年分を飲んだとしても109.5円しか変わらず、3割負担だと30円節約可能、1割負担だと10円節約可能という試算もあります(年間です)。

ジェネリックはありますが、大幅な節約にはならないというのが大方の意見です。