1. ホーム
  2. 糖尿病
  3. ≫L-システインが糖尿病の原因になる?悪化の原因になる理由

L-システインが糖尿病の原因になる?悪化の原因になる理由

Lシステインを飲もうか悩んでいる女性
L-システインは、たんぱく質のケラチンを構成するアミノ酸です。

髪や爪に多く含まれています。

メラニン色素の生成を抑制する働きがあるので、美肌サプリメントや美白サプリメント、二日酔いなどに効果があるという栄養ドリンクなどに含まれています。

L-システインは糖尿病を悪化させる?


今罹患している糖尿病を悪化させる可能性が示唆されています。

L-システインはインスリンの分泌を抑制するため、長期的に摂取すると糖尿病が悪化するという実験結果が、東京大学大学院総合文化研究科の村田昌之教授、中津大貴氏、堀内雄太氏らの研究によって分かりました。

「米国科学アカデミー紀要」(PNAS)に発表されています。

L-システインによって悪化する糖尿病は、2型糖尿病といわれます。

行われたのはマウス実験ですが、L-システインを摂取すると膵臓のβ細胞はインスリン分泌不全を起こし、L-システインを取り除くと1時間半程度でβ細胞の機能は復活した、という結果が出ています。

もちろんこれは実験初期の結果で、長期的に摂取すると細胞内にL-システインがたまってしまいますので、取り除くことができなくなります。

L-システインを口から摂取すると、血液中のL-システインの濃度が増えます。

普通の食物から摂取している分にはたいして量は増えませんが、サプリメントなどで摂取すると通常よりも血液中のL-システインの濃度が高くなります。

L-システインが血液中に増えると、β細胞からのインスリンの分泌が抑制されてしまいます。

長期的に摂取することによって、糖を最後まで分解する酵素の働きが悪くなり、β細胞のインスリン分泌不全を引き起こしてしまうのです。

スポンサーリンク

L-システインは糖尿病の原因になる?


L-システインは、今かかっている糖尿病を悪化させます。

ですが、今の段階で血糖値が低く、糖尿病の心配が全くない人はL-システインが糖尿病の直接の原因になることはないと考えられています。

ただし血糖値が高い人や、L-システインを過剰摂取している人は気を付けてください。

あくまで制限された量を守りましょう。

それよりも、L-システインの過剰摂取は、尿に多く排泄されることによって、膀胱結石の原因となります。

腎臓で結石が作られてしまい、膀胱へと送られる途中で詰まり、猛烈な痛みに襲われる症状です。

血糖が全く心配ない人は、こちらの方も心配です。

過剰摂取することによって起きるリスクですので、過剰摂取にはくれぐれもお気を付けください。

スポンサーリンク

L-システインを摂らなければ糖尿病は悪化しない?


全くとらないのは逆効果です。

L-システインは髪や皮膚、肌を作るタンパク質です。

L-システインが不足すると皮膚炎になったり、シミやそばかす、二枚爪、脱毛、薄毛などの悪影響が起こります。

L-システインは非必須アミノ酸なので、体内での合成が可能です。

そのため、サプリメントなどで大量に摂らなくても大丈夫という側面があります。

L-システインを摂っても摂らなくても、生活習慣が悪化すれば糖尿病は悪化します。

規則正しい生活習慣と食習慣に気を付け、運動する習慣を摂りいれることで糖尿病の悪化は防げます。

もちろん、糖尿病は医師の管理が必要です。

糖尿病とは診断されていなくても、血糖値が高めで悩んでいる人はL-システインのサプリメントなどによる摂取は避けたほうが賢明です。

L-システインの含まれている食べもの


過剰摂取をしなくても、毎日の食事で気を付けることによってL-システインの必要量は摂取できます。

  • 牛肉
  • 羊の肉
  • 牛乳

などに多く含まれていますので、これらを普段からたくさん食べている方は、サプリメントに頼りすぎないようにしましょう。

L-システインは小麦粉にも多く含まれていますが、小麦粉は糖質です。

血糖値が高い方は、あまり食べすぎないように気を付けたいものです。

スポンサーリンク