ごぼう茶が血糖値を下げる!イヌリンが糖の吸収を穏やかにする
食用としているのは日本と韓国のみ、あとのアジア諸国では薬用とされているのがごぼうです。
ごぼうを使ったお茶が血糖値を下げる効果があります。
目次
ごぼう茶はどうして血糖値を下げられるの?
イヌリンが糖の吸収を穏やかにする
ごぼう茶が血糖値を下げられるのは、含まれているイヌリンの働きが血糖値の上昇を抑えるからです。
ごぼうは食物繊維が豊富な植物です。
食物繊維には、水溶性食物繊維(水に溶けてゲル状になる)と、不溶性食物繊維(水に溶けない)の2種類がありますが、ごぼうにはどちらの種類も豊富に含まれています。
この2種類の食物繊維のうち、血糖値の上昇を抑えてくれるのは水溶性食物繊維です。
名前をイヌリンといいます。
糖と一緒にイヌリンを摂取すると、イヌリンは摂取した糖と混ざり合い、水分を含んでゲル状となって小腸までゆっくりと進んでいきます。
ゲル状のものを消化するのには時間がかかります。
栄養素の吸収に時間がかかることによって、血糖値の急激な上昇が免れます。
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アクチゲニンが筋肉の中に糖を取り込む
最近もう一つ、ごぼうの成分として注目されているのがアクチゲニンという成分です。
アクチゲニンは、糖でできているグルコースを筋肉の中に取り込む働きを強めます。
グルコースが筋肉の中に取り込まれることで、血液の中の糖の割合が下がります。
ごぼう茶の副作用について
食物繊維の多いごぼう茶は、飲みすぎるとおなかが緩くなります。
ごぼうの筋っぽい部分は不溶性食物繊維で、ごぼう茶は通常筋っぽい部分を飲みません(茶殻を食べても良いといわれています)。
そのため、食物繊維は少ないような印象を持たれがちですが、ごぼう茶を少しおいておくとぬるぬるしてくるのは水溶性食物繊維が水分を含み、ゲル状になり始めるからです。
見た目よりも含まれている食物繊維量が多いので、飲みすぎにはくれぐれも気を付けましょう。
おすすめのごぼう茶
女神のごぼう茶
TV番組ホンマでっか?に出演してる女医が推奨するごぼう茶です。
九州産ごぼうを100%使用した、保存料・香料・着色料なしの無添加のごぼう茶。
残留農薬の検査も実施済みなので、安心・安全にこだわる方におススメ。
皮ごと天日干ししたごぼうなので栄養価も高く、美容にも効果があるといわれています。
あじかん焙煎ごぼう茶
良質な国産ごぼうを100%使用したごぼう茶です。
通常のごぼう茶に比べ、ティーバック1個でつくれるお茶の量が4倍近くというコストパフォーマンスの良さに加え、皮付きのまま処理されるため、皮のすぐ内側にあるポリフェノールも摂取できます。
安心・安全の素材のため、茶殻を食べることも推奨されています。
公開日:2020年07月25日 最終更新日: