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中性脂肪をコーヒーで下げるには?どんなコーヒーが良い?

中性脂肪を下げるコーヒー
年齢を重ねると、どうしても健康が気になり始めます。

健康診断で「中性脂肪の数値が高い」と指摘される人も少なくありません。

しかし、中性脂肪は日常生活を工夫するだけでも下げる工夫をすることが可能です。

日常的な飲料品の中で、コーヒーは中性脂肪を下げると言われています。

ここでは、どうやってコーヒーで中性脂肪を下げるのかを解説していきます。

中性脂肪とは?


中性脂肪は人間が活動するためのエネルギーにもなりますが、必要以上に蓄積すると、それらは皮下脂肪になってしまいます。

つまり、中性脂肪が高い場合、肥満になるリスクも高いと言えますし、肥満に伴う病気になるリスクも高いと言えます。

また、酸化して古くなった中性脂肪が血管内部に蓄積してしまうことで、高血圧や動脈硬化の進行を引き起こすことも理解しておいてもらいたいと思います。

コーヒーについての研究


さて、コーヒーによって中性脂肪が下げられると言われても、簡単には信用できませんよね?

そこで、ここでは公益財団法人三越厚生事業団の嘱託医「船津和夫氏(医学博士)」の研究を引用する形で解説していきましょう。

船津氏は、同事業団の健診センターのデータを基に生活習慣病の研究を行っています。

その一つが「脂肪肝」に関する研究です。

血液検査などで「γ-GTP」という数値を見たことがあると思います。

このγ-GTPの数値は、アルコールの摂取、脂肪肝、薬の服用などが原因で高くなります。

船津氏はこの数値がコーヒーによって下がるなど、海外の研究結果を複数組み合わせることで「コーヒーでγ-GTPの数値を下げることが可能であれば、血圧を下げることもできる」と推測しました。

そこから研究を始めて、実際に被験者の血圧を測定したところ、コーヒーを飲用している期間には血圧が下がることが分かりました。

同時に、カフェインが影響しないことなども海外の研究結果から分かっていたため、コーヒーの成分である「クロロゲン酸」に代表されるようなポリフェノールが血圧を下げることに効果的に働いていると結論づけました。

つまり、ポリフェノールが持っている「抗酸化作用」によって、血流が改善して血圧が下がるということが判明したのです。

さらに、血流が改善するということは、他にも効果が期待できると推測した船津氏は、γ-GTPが深く関係している「脂肪肝」の研究に乗り出します。

まずは、同健診センターのデータから肝機能とコーヒーの関係性をピックアップしました。

すると、アルコールの摂取、肥満体型などとは無関係に「肝機能はコーヒーによって改善される」ことが分かりました。

また、同様の研究は世界各地で行われており、コーヒーで肝機能の障害が改善する、コーヒーが肝硬変の予防に効果的など、様々なデータがありました。

それから、国立がんセンターも「コーヒーをたくさん飲むことで肝ガンを予防できる」というデータを公表しました。

近年では「1日に3杯程度のコーヒーで肝細胞ガンのリスクを半減できる」というデータも判明しています。

つまり、コーヒーは「肝臓の疾患を改善するために大きく作用する」ということが分かったと言えます。

この結果を基にして、船津氏は新たな仮説を立てました。それが「コーヒーが脂肪肝にも効果的に働く」というものです。

しかし、海外の研究では、コーヒーと脂肪肝の因果関係を示すデータはありませんでした。

そこで、船津氏は自身で健診者のデータを5年にわたり調べたのです。

コーヒーの正確なデータを引き出すために、運動、飲酒などの要素を除外する回帰分析も行い、結果を出しました。

それによると、コーヒーが脂肪肝を抑制する効果があると結論づけられました。

最近では、この結果と合致する研究結果が発表され始めており、船津氏の研究の正しさが実証され始めています。

コーヒーの成分が中性脂肪を下げる


上記の研究により、コーヒーが脂肪肝を抑制することは理解できたはずです。

脂肪肝を抑制することは、脂肪を蓄積しないような効果があるということも理解できますよね。

実はコーヒーに含まれている「クロロゲン酸」などのポリフェノールには、抗酸化作用があります。

これは細胞を傷つけてしまう「活性酸素」の除去に必要となります。

活性酸素がなくなれば、細胞が傷つくこともなくなり、老化することも予防できます。

もちろん、血管が傷ついたり、老化したりしないため、血流が悪くなることもなくなります。

これは上記の研究にあったコーヒーが持つ「血流改善の効果」と言えます。

血流が良くなると、体の代謝も良くなります。

血液を通して栄養もスムーズに運ばれるようになるためです。

つまり、これだけでもエネルギー需要は高くなるので、体内に蓄積する脂肪の総量は減ると言えます。

脂肪が減れば、中性脂肪を下げることにもなります。

コーヒーが脂肪肝を抑制するというのも、この効果が少し関連しているのかも知れません。

また、クロロゲン酸には「脂肪燃焼効果」もあります。

クロロゲン酸の効果によって、細胞内にあるミトコンドリアが脂肪を次々とエネルギーに変換するようになります。

脂肪を燃焼させることで、中性脂肪が蓄積する前にエネルギーとして体の活動に使われてしまいます。

結果的には中性脂肪を下げると言えます。

どんなコーヒーが良い?


単純にコーヒーと言っても、インスタントコーヒーや缶コーヒーなどがあります。

本格的に焙煎したコーヒー豆からいれる場合もありますよね。

そこで、どんなコーヒーが良いのか、解説しておきます。

コーヒーを飲むときの参考にしてください。

コーヒーを飲めば、中性脂肪を下げることができます。

しかし、中性脂肪の元になるのは摂取した糖分などです。

つまり、コーヒーを飲むときに「たっぷりの砂糖」や「たっぷりのミルク」を入れてしまうと、コーヒーの脂肪燃焼効果も中性脂肪を下げる効果も低下すると言えます。

そのため、コーヒーは「砂糖・ミルク無し」が最も良いと言えます。

ただし、それでは飲みにくいという場合は、入れすぎない程度であれば良いでしょう。

低脂肪のミルクにするなどの工夫をすれば、良いと言えますよ。

飲まないよりも飲むのが良いというのは、上記の研究からも明らかになっていますからね。

また、コーヒーであれば、缶コーヒーやインスタントコーヒーでも良いと言えます。

しかし、クロロゲン酸は「ドリップコーヒー」に多く含まれています。

それでも、インスタントコーヒーに入っていない訳ではないので、インスタントコーヒーを手軽に飲むというのも悪くはないですよ。

むしろ長く続けられるのであれば、インスタントコーヒーを飲み続けることが良いと言えます。

缶コーヒーもドリップコーヒーの一種と言えますが、砂糖が多く入っている商品が多いと言えます。

そのため、無糖であれば問題ないでしょう。

加糖・微糖は糖分の摂りすぎになるため、避けるようにしたいですね。

また、缶コーヒーの中には「ヘルシアコーヒー」という商品があります。

こちらは「花王」が販売している商品ですが、脂肪を消費しやすくすると明記されています。

商品自体も特定保健用食品で、クロロゲン酸を多く含むことが分かっています。

価格は通常の缶コーヒーよりも高くなりますが、効果が明記されているので安心して飲めると言えます。

ここでも、できるだけ無糖を選びたいですね。

まとめ


コーヒーには「クロロゲン酸」が入っており、中性脂肪を下げる効果が期待できます。

また、脂肪肝、肝ガンなど「肝臓疾患」の予防にも効果が期待できるので、積極的に摂取したいですね。

ただし、コーヒーの研究をした船津氏も提言していますが、毎日か1日おきにして「1日当たり2、3杯」を目安に飲むことが良いでしょう。

何事もほどほどが良いのは言うまでもないですからね。