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シナモンの血糖値への効果【糖尿病のタイプによっては?】

シナモンで血糖値を下げる
スパイスの中でもシナモンは血糖値をコントロールし、改善する作用があるといわれています。

使うにあたり、注意の必要なものなので、お気を付けください。

シナモンにはどんな効果があるのか?


シナモンは世界最古のスパイスの一つです。

血糖コントロール改善作用


血糖値をコントロールし、改善する作用があるといわれています。

2003年のアメリカで、シナモンを摂取している人としていない人との比較実験が行われました。

シナモンを摂取している人は血糖値、コレステロール値、さらには中性脂肪値が摂取していない人に比べて30%もの低下を示しました。

また、マウス実験ですが、糖尿病のマウスにシナモンの抽出物投与を6週間続けたところ、血糖値、中性脂肪、総コレステロールの上昇が抑制されたということです。

血清インスリン値、HDLコレステロール値も改善されました。

糖代謝促進作用


糖代謝は肝臓の代謝機能の一つです。

肝臓はタンパク質、脂質、糖質など何種類もの栄養素を代謝します。

肝臓の代謝が弱ってくると、当然糖代謝の機能も低下します。

シナモンには、血流を改善する効果があります。

血流を盛んにすることによって、諸臓器の機能を亢進させるとして期待が持たれています。

血糖降下薬で治療中の糖尿病患者を対象に、シナモンを1日あたり2g、12週間摂取してもらった実験では、シナモンに糖尿病の予防効果と高血圧の予防効果が期待できる結果となりました。

シナモンの使用には注意が必要!


いいことづくめのシナモンですが、注意点があります。

糖尿病のタイプによっては効かないもの、かえって危険になる事もあるということと、摂取量の上限を守る必要があるということです。

糖尿病のタイプによっては効きません


シナモンで効果が出る糖尿病は、Ⅱ型糖尿病です。

その他のタイプは返って害になることがあります。

糖尿病には4つの型がありますが、Ⅱ型糖尿病は食事習慣や運動不足などの毎日の生活に原因があるものを指します。

日本人の9割はⅡ型糖尿病です。

糖尿病は、その成り立ちによって分類されます。

免疫的なメカニズムの異常によってインスリンが分泌されなくなるのがⅠ型です。

悪い生活習慣がもととなって起きる糖尿病がⅡ型です。

肝臓病や薬が原因となって引き起こされてしまう糖尿病(これは単に糖尿病と呼ばれます)、妊娠して初めて分かる妊娠糖尿病の4つです。

このうち、シナモンを絶対に過剰摂取してはいけない糖尿病があります。

妊娠している人はシナモンの過剰摂取はNG


妊娠している人は、シナモンを1日1g以上摂取してはいけません。

スイーツやコーヒーなどの飲み物にかけるフレーバーなどにするのはOKですが、摂取しすぎないようにしてください。

シナモンには、子宮刺激効果があるのです。

子宮に刺激が必要ない時期に、不必要な刺激を与えられることによって妊娠そのものに良くない影響を与える可能性があります。

風味を楽しむだけにして、妊娠中の方はシナモンの過剰摂取はやめましょう。

1日1g以上摂取しても効果は上がりません


シナモンの効果は、まだ医学的・学術的にしっかりと裏付けされたものではありません。

実験により「効果があるのだろう」ということは分かっていますが、シナモンのどの成分が体内でどう働くことによって糖代謝を下げたり血糖値をコントロールするのか、明確には分かっていない状態です。

ただ、実験によると1日2g摂っても1日1g摂っても、効果に変わりはありません。

余りに多すぎる害というのが無いとも限りませんので、過剰な摂取はやめておきましょう。

ちなみに、現段階でシナモンの過剰摂取による害などは報告されていません。

シナモンは甘いものに添えることによって、甘さをさらに引き立てるという相乗効果を持っています。

甘みが薄いものにシナモンを振りかけることによって甘みを強く感じることができますので、実証結果がこれからどうなるかに関わらず、シナモンを料理等に摂りいれるのは良いことです。

シナモンの使い方


シナモンは甘い香りが特徴です。

糖を使ったケーキやお菓子類に使うことで一層風味が増します。

日常生活に取り入れやすいものとしては、コーヒーにシナモンを入れるシナモンコーヒーがあります。

また、シナモンシュガーとして使うのもおすすめです。

お菓子ばかりではなく、食事に使う場合は中華料理の五香粉がおすすめです。

豚肉の煮物、炒め物などの料理に使うことにより、本格的な中華料理が作れます。

カレー粉にもシナモンは含まれています。

カレールーではなく、粉の状態で売られているカレー粉を使いましょう。

日本ではニッキの八ツ橋、仁丹などにシナモンが使われています。

たくさん口に入れるとシナモンは苦みを感じることもありますので、少しずつ無理のないように生活の中に摂りいれていくのがおすすめです。