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アムロジピンの効果と副作用

アムロジピン
高血圧の薬にはCa(カルシウム)拮抗薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、利尿薬、β(ベータ)遮断薬などの分類があり、たくさんの薬が存在しています。

その中で今回は、高血圧の薬として良く使用されているアムロジピンに注目していきます。

アムロジピンの主成分はアムロジピン塩酸塩であり、Ca拮抗薬に分類されます。

アムロジピンの薬の規格は通常の錠剤2.5mg、5mg、10mgに加え、OD錠(口腔内崩壊錠) 2.5mg、5mg、10mgが存在しています。

OD錠とは、薬自体が少し甘く、唾液や少量の水で溶けるように作られたタイプの薬で、嚥下が困難な患者さんや高齢者に多く処方されています。

アムロジピンは高血圧の薬として長期間販売されている薬なので、いろいろな製薬会社からジェネリック医薬品も製造されています。

アムロジピン薬の血圧低下の作用機序


血管内には平滑筋という筋肉でできた層があり、それが収縮することで血圧が上昇する仕組みになっています。

この血管平滑筋はCa+2(カルシウムイオン)の濃度によって調節されているのですが、このCa+2が血管の中に入ることにより血管平滑筋が収縮し、その結果、血圧は上がります。

アムロジピンを代表とするCa拮抗薬は分類の名前の通り、このCa+2を血管平滑筋に流入するのを阻害する働きがあるため、血管を広げ、血圧を下げます。

アムロジピン薬と食品の相互作用


アムロジピンのお薬がグレープフルーツとの相性が悪いということは、ご存知の方も多いのではないのでしょうか。

まず、Ca拮抗薬は消化管の中のCYP3A4という薬物を代謝する酵素によって分解、代謝され血液中に移動し効果を発現します。

Ca拮抗薬とグレープフルーツを一緒に摂ってしまうと、グレープフルーツに含まれている「フラノクマリン」という物質が薬物代謝酵素のCYP3A4を阻害してしまいます。

そのために薬の分解と代謝が行われず、薬の作用が強力に現れ、低血圧の症状が現れてしまう可能性があります。

この「フラノクマリン」という物質はグレープフルーツだけでなく、その他の柑橘系の果物やジュースにも含まれていることがありますので、かかりつけの医師や薬剤師さんに相談してから食べるようにしましょう。

アムロジピン薬を飲み忘れた場合


毎日、薬を忘れずに飲み続けることはとても大変なことですよね。

時には薬を飲み忘れてしまうこともあると思います。

しかし、薬を飲み忘れたからと言って、次の薬を飲む際に飲み忘れた時の分と、今回分を合わせた2回分の薬を同時に飲むようなことは行わないようにしましょう。

最初に説明したように、アムロジピンの薬には2.5mg、5mg、10mgという薬の規格があります。

これらの薬はお医者さんが患者さんの血圧の値を経過観察し、どの規格が適しているかを考えて処方しています。

例として、2.5mgの薬を1日1回処方されている患者さんがいるとします。

この方が薬を飲み忘れたことに気付き2回分の薬を飲んでしまった場合、これは2.5mg+2.5mg=5mgとなります。

これは2番目の規格と同じ大きさです。

その結果、血圧を下げる効果も強く現れことになります。

アムロジピン薬の飲み方


薬の飲み方、飲む時間帯は薬局で薬をもらう袋、お薬手帳や薬品情報の紙に書かれています。

また、薬を受け取る際に薬剤師さんからも説明されるので、それに従いましょう。

これを機会に自分の飲み方が合っているのかを確認するのもいいかもしれませんね。

薬を飲むときには水で飲むのがベストです。

お茶、牛乳、ジュースで飲む方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、一部の薬によっては、これらの飲み物と飲み合わせが良くない例や薬の効果を壊してしまうものもありますので、確実にその薬の効果を引き出すために水で薬を飲むようにしましょう。

間違ってもお酒で薬を飲むことはやめましょう。

薬の効果が強く出てしまうことがあり、危険です。

アムロジピンの薬の副作用


先ほどから低血圧という単語を出してきましたが、低血圧とは簡単にどんな症状なのかご存知でしょうか。

低血圧の症状を簡単に言うと、急に立ち上がった時にフラフラするような立ちくらみの症状が一般的です。

また、アムロジピンの他の副作用として、顔のほてりや顔面紅潮が挙げられます。

これらはアムロジピンを飲むことで血流がよくなり起こると言われています。

他にも頭痛、動悸、めまいといった症状も報告されています。

最後に


高血圧と診断された方は、血圧手帳に毎日の「血圧の値」を記載している方が多いのではないでしょうか。

定期的に血圧の値を測定している人は、自分の血圧の値の変化に気づきやすいと思います。

血圧が低い状態や高い状態が数日、数週間続くような場合には、自己判断で薬をやめてしまったり、飲み続けたりすることは避けて、かかりつけの医師や薬剤師さんに相談するようにしましょう。

また今回注目したアムロジピンの薬だけではなく、すべての薬には個人差があるので、なにか気になる症状、副作用があった場合にも医師または薬剤師さんに相談しましょう。